FF車の宿命とも言うべきドライブシャフトのゴムブーツが切れました、写真が無いのですが左のブーツ交換はドライブシャフトを抜いて交換しましたが(ITONAMI参照)右は余計な部品が付いているのでオートショップキャロルで聞いてきた方法で交換しました
まずは最初の「お約束」です、左は最初にマツダでシトロエンBX19TRIでさがして買ってきたブーツで呼び径が86の物です、私のBXは西武物でおまけにRPナンバーが無い(普通は運転席ドアのボディー側に4桁の数字がスタンプ/手書きされています)ので適当に「TRI」で発注してしまったのですが最初の左側ブーツ交換時に合わせてみると「合わない」!大きい事が解り小さいサイズ82をITONAMIの楢林さんが手持ちが有るとのことで借りてとりあえず分解した左側を修理して、作業出来なかった右側ブーツは残ったグリスを追加して帰って来ました

さて、1週間後残りの右側の交換です、まずは馬を掛けて(まだ車高は最高位置)ホイールキャップを外します

車軸を止めているナットの回り止め金具のロックピンを抜きます

金具を外してナット(35mm!)を外します、すごく硬いので本当はインパクトレンチを使いたいところです(工具を壊すつもりならば鉄管を差して1mくらいに伸ばしてトルクを掛けます)、ゆるんだらホイールナットを外して車高を下げてタイヤを取ります

矢印の所がパックリ切れてその回りはグリスが飛んで濡れています、この近辺が濡れたようになっていたらブーツ切れかLHMホース切れからくるLHM漏れです

この部分のボールジョイントは下から回り止め付きのナットで止まっています(16mm)
真下に有るボールジョイントは18mmで外します

タイロッドエンドプーラーを使ってボールジョイントを上に抜きます、矢印の方向から差し込んでからプーラーのボルトを締めて行く音と共に急に外れます

外れた所です

下側は前方から差し込んでボルトを回して外します、外れるたらハブ(ディスク)の部分を上に持ち上げて抜いておきます

まん中のシャフトから外します、固着していたので当て金をしてハンマーで叩いてハブを抜きました、左で作業しているのはシトロエンGSビロトール(ロータリーエンジン)オーナーの小幡さん、ハイドロ関係以外も詳しい濃ゆい人です

何とか抜けた所です、まず切れたブーツの留め金(両端部に1本づつ有ります)をニッパーで切ります

ブーツを切り取って外します。 次に中のグリスをぬぐい取ります

きれいにグリスを取ったら2人がかり(3人でも良いです)で1人はブレーキハブをよける、もう一人はシャフトを押さえる、最後の一人はアウタージョイントを外す為に銅ハンマーを使って叩きます(ITONAMI参照)

狭い場所での作業になりますが、旨く外れればシャフトを外さなくて良いのでトライします

無事外れたら、細いCリングをボディー側に残っているシャフトから外し、掃除をします。 新しいブーツを取り付けてCリングをはめて置きます。 次にアウタージョイントをはめ込みますがCリングが有るのですんなりとは行きませんので細いドライバーでCリングを狭めながら押し込みます。 この後は中に付属品のモリブデングリスを詰め込んでブーツをはめて、付属のバンドで止めます。 後は元どうり組立戻します。

低速でハンドルを切り試験走行後確認して最終試験走行、確認を行って終了です。
念のため1週間は走行前に確認しましょう
その他の事項
初期のBX用の呼び径82のブーツセットには入っていませんがTRIブレーク、TZI以降の呼び径86mmや、ハイパワーモデル用の呼び径90mmのブーツには切れ防止のオレンジ色のOリングが付いているのでブーツの谷にはめ込んでおきます。
参考サイト
スーパーリンクのブーツ交換はITONAMIやsono’s Labをどうぞ
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