Dolly Diary
Dollyの最近の様子をお知らせします。
- 7月17日
- 友達が奥さんのプレセアでユーザ車検を体験したいというので、拾ってから今まで検切れだったDollyも連れていくことにした。
プレセアは最初の車検ということに加え、24検をしてきているので難なく通ったが、ほったらかしのDollyはそうはいかない。ナットが脱落しているバックランプ・スウィッチは強引にタイラップでくくりつけ、どこからか減っていくLHM(ブレーキ・フルード)は、とりあえず再度のエア抜きを行ったうえ、不足分を足しておいた。排ガスについては結局何もせず検査ラインに突入してしまった。
すると、心配していたこれらの点は不思議と合格したのであるが、次の点を指摘された。
1 ヘッド・レストがない
2 原動機打刻の位置が不明
3 光軸がでたらめ
1と2については最初にDollyを見ていた検査官は気付かなかったのだが、この方が見慣れぬクルマにちょっとまごまごしている間にオジサンの検査官がやってきて指摘をしていったものである。
この2点については完全に盲点だったので焦った。確かにシート・フレームには取り付け穴もあるし、ヘッド・レストの部品自体もある。しかし、前オーナーが張り替えたシート表皮には、ボルトが貫通する穴が設けられていないのである。
表皮をはがしてみようと思ったが、不幸か幸か、針金できちんとした細工がしてあり、強引に取ると再起不能のように見えた。仕方がないので、透明テープであたかも着いているかのように装い、テープでべたべたのシート部には毛布をかぶせたうえ、両方に人間が乗ってごまかすことにした(^^;
この作戦はまんまと成功し、OKのはんこをもらうことができた。まあ、カッコは悪くはなるが、ヘッド・レストは安全を考えると有った方がいいので、次回までにはちゃんと鳩目をつけて装着したいと思っている。
2番目の刻印については、今まで10回以上も受けたユーザ車検で初めて訊かれた項目である。俄オーナーが探すのは困難なので、師匠の「でんで」氏に指導を仰ぐため携帯電話にtelである(かなり焦った声をしていたらしい(^^;)。
氏の2CVは並行ものであるため、職権打刻されているそうだが、Dollyは正規ものと思われるため参考にならない。すると、「でんで」氏、親切にもさらに照会をしていただき、「エンジンとトランスミッションのつなぎ目あたりに貼ってあるプレートがそれ」という啓示であった。しかし、それらしいところには剥がれた後らしい部分はあるだけであった。
結局、付近の打刻らしいところを指して、「これだ」といったら、OKをもらうことができた。
3つ目の光軸であるが、2CVの場合意外に厄介である。元々光軸調整機構がある(正規ものは輸入時に殺されているけれど)ので左右を同じように上下させるのは割合簡単である。しかし、ランプはケースにはまっているだけで、ネジでの調整機構など無いため、左右で水平位置が食い違うケースや、左右での調整の仕掛けはケースをむりやり捻る方法しか判らなかった。この結果、調整したと思ってもうまくいかないのであった。
結局、光軸については見当で直すしかなく、一度などはやりすぎて「測定不能」といわれる始末。検査官も「表のテスタ屋に行くと早いよ」とか云っていたが、光軸程度で何千円も払うのはいやだし、その日のうちなら何度でも検査ラインに入れることもあり、計4回目の挑戦でようやく合格となった(大汗)。
ともかく、何とか車検は取得したので、晴れて臨番とは別れを告げることになった。めでたし、めでたし。
- 6月6日
- CCC'98に出場するため、また仮ナンバーを取った。その顛末はリンク先でご覧あれ。今回は男4人+トランクに荷物満載での長い登坂に挑戦。さすが2気筒で低速トルクは結構あり、遅いながらもなんとか登り切ることができた。
- 3月29日
- 両方ともSTOPランプが点かなくなった。両方いっぺんに死ぬとは、また配線かと思って検電テスタを持ち出し、あれこれ探ってみた。
しかし、導通は正常で、結局のところ両方とも球切れであった。こんなことも珍しいが、いつからそうだったのだろう?
2CVのSTOPランプは低い位置のうえ、小さいモノであるため、今度はRAYBRIG(STANLEY製)の明るいバルブに換えてやった。1個320円と標準品の倍するが、それだけのことはあり、十分明るくなった。
- 3月17日
- 早く帰れたのでエンジンオイルを換えた。調子はよくなった気がした。ドレン・ボルトがすごく締めてあり、外れた時に勢い余った腕をナンバー・プレートに擦りケガをした。やはり独り夜活は控えるべきである。
- 3月15日
- 戸棚から金属磨き「ピカール」が発見されたので、ついその気になって、クローム部分を磨く。
ドアノブとか、モールとかはピカピカになってきれいだったのだが、アルミ製のフロント・グリルは光りすぎてかえって雰囲気を損なってしまった。
また、<せんじん>氏に大阪のDAC Houseで買ってきてもらったヒータ・ダクトを装着。前のぼろぼろの奴は、生きている部分で夏用に熱をフェンダ内に排出するダクトとして再生。随分暖かくなった。暑いくらいだ。
- 3月13日
- 岡山に来た<せんじん>氏を乗せるため、再び仮ナンバーを取る。氏はClubのオーナーであるが、Dollyの調子はいいと太鼓判を押してくれた。初めて男4人乗ってみたが、坂道は流石にキツかった。
- 3月7日
- 前後ブレーキのエア抜きと、後ろのブレーキシューの調整。タッチはほとんど直ったが、前パッドがLHMを吸ってるのか、効きはあまりよろしくない。なぜか点灯していたブレーキ警告灯は、センサ兼用のキャップを強く振ったら直った。中でフロートが引っかかっていただけらしい。(^^;
- 3月1日
- なぜか右上がりになっていたヘッドランプ(CIBIE)を開けてみたら、球はハロゲンであった。
バルブを差す穴に別の切り欠きがあるのを発見したので差し直したらちゃんと左上がりになった。
ちなみに「みやしん」のCharlestonには、レヴァで切り替えられる仕掛けが付いている。
- 2月28日
- 錆取り。錆をワイア・ブラシで削り、Holtsのサビチェンジャを塗りまくる。床の錆はほとんどが表面に浮いていたもので安心。1カ所だけは直径2mmほどの穴になっていた。とりあえず下からガムテープを貼っておいた。
- 2月21日
- 仮ナンバーをGETして「みやしん」と引き取りに行く。ブレーキは完全に床まで行ってしまう状態であったが、持参した工具とLHMで簡単にフロントブレーキのエア抜きをしたところ、何とか自走可の状態になった。
- 2月7日
- 2CV乗りの「みやしん」氏と実地検分。ボディは手入れされていないものの、重要部分の錆はなく、エンジンも好調だったため、引き取りを約す。
この時点ではブレーキが死んでいると聞く。
- 1月28日
- 先輩に連れられていった、さる飲み会(猿の飲み会ではない)で、売りに出ているのを知る。
- 秋頃
- 検切れになっているのを確認。中は倉庫代わりに使われていた。
- 1997年初頭
- 通勤路にたたずむDollyを発見。毎日眺めながら通う。
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