最初に見た(と思う)Citroenは、CX pallas Serie1だったと思います。小学校の参観日か何かにに来ていたんですね。他のクルマとはまるで違う宇宙船のような形に、驚いたのを覚えてます。何しろ、その頃('75くらい?)は四角いクルマばっかりでしたから。きっと、これがCitroenに注目しだすきっかけだったんですね。
その後10年ほどは、雑誌で読む程度。Hydropneumatiqueという、変わったサスペンションのこともこの頃知りました。なんか凄い仕掛けらしいって。どうもこの頃から「感染」していたんでしょう。
次の出会いは'89年。Roadsterを買った頃に、ユーノスにおいてあったBXに乗ってみたんです。当時はサルーンを欲しいとは思わなかったので発病には至りませんでしたが、道の穴ボコを何も無いように乗り越えるさまに「これはすごいな!」と思ったですね。
その後、結婚して妻が身籠もったと聞いたとき('92)にとうとう熱病に罹り、憑かれたようにBXを求めだしてしまいました。(もっとも、カネは無かった(今も)ので、中古ですが)
軽四では事故の時危ないとか、妊婦は乗り心地が良くないといけないとか、荷物を積むときにはハッチ・バックじゃなきゃダメとか、理由を考えるためとはいえ、急に頭が良くなりましたね。
岡山にはユーノス(マツダ系)2社と、東急モータース(西武系)の3つのディーラがありました(東急はいまもあります)。
約2ヶ月にわたってこれらの会社の中古車を洗いざらいチェックした果て、ついに今の19TRIを見つけました。
もう1台、水色のRHDがあり、そっちの方が10万円ほど安かったので、そっちにしようかとも思いましたが、最終的には、妻が紺色の方がいいと言って決めました。運良くRoadsterを買ったのとおなじ店だったのもラッキーでした。
基本的に日本でLHDに乗るメリットは少ないと思ったんですが、今後、もし新車の輸入車を買うときにはLHDにすることはないと思ってLHDに乗ってみることにしました。
このとき、妻のLeeza(本人はいたく気に入っていた)を自分の母親に売りつけ、資金の足しにしました。ちなみに、このことで妻からは未だに大きく不興を買っております(本人談「丸め込まれた」)。
2年落ちだったけど、175万だったかな。新車が300万もするのに安いんだなーとおもいました。ま、この理由は後から判るんですが。
自賠責保険証や、トレーダ(当時、ユーノスのお姉さんはこう呼ばれていたんです。今どうしてるかなあ。)さんたちの話によると、どうもユーノス湘南で社用車(試乗車でなくほとんど役員の個人車)として使われていたらしいとのことでした。程度は新車同様でした。タバコ吸った形跡もないし、購入時で15,000kmしか走ってませんでした。
こうやって、我が家にBXがやってきたのです。