BXのメータ・ランプの交換


この間TZRのメータ・ランプを交換したと思ったら、「こんどは私もやってくれ」って感じでBXのメータ・ランプも切れちゃいました。切れたのはタコ・メータのランプ。ATなのであまり関係はないのですが、2000〜4000rpmの常用回転域でもあり、うっとうしいので換えることにしました(更新ネタにはなるしね)。
私の場合、別件もあってステアリング・ホイールを外してから作業しました。外した状態の方が若干作業はやりやすいと思います。

これがBXのメータ・ランプに主に使われているバルブです。1.2Wです。写真では大きく見えますが、直径5mm、長さは1.5cmくらいしかない、麦球のようなものです。これもAUTOBACSで1セットだけ残っていたものを確保しました。小糸製で2個280円。(後に、別のホーム・センターで同じモノが225円で売られていました)
メータ・フードを外すためには、まずこのネジを外します。T-10というトルクス・ドライヴァが必要です。反対側にももう1本あります。これで、下側のカヴァを外せます。
カヴァを外すと、中にもう一つのネジが隠れています。これもT-10です。右側にもう1本あります。
これは外したところですが、フード先端の裏に2本ナットが隠れています(赤矢印の位置)。左側はカセット・ケースから手を突っ込んで廻します。右側は時計の付いているトレイを外してアクセスします。このトレイはT-20のトルクス・ボルトで留まっています。
 スピード・メータのケーブル(黄矢印)は、外側のリングをちょっと引くと、キャッチが解除になって簡単に外れます。抜けないと思って無理矢理引っ張ると、たぶん壊れて二度とはまりません。
これが隠れているウイング・ナット(わざとはめてあります)。フロント・ウインカーを止めているものと同じです。パネルの奥なので手が入っても廻しにくいので厄介です。また、外れる瞬間に落としてしまわないように注意しなければなりません。
 モデルによっては、プレスものの11mm六角ナットのものもあるようです。
 これを外すと、メータごとフードが前に外せます。
バルブはこのようなソケットで基盤にはまっています。ねじると抜けますので、バルブを引き抜いて新球を挿入します。

はめるのは分解の逆をすれば大丈夫です。注意するのは、各ネジをはめる際にオーヴァ・トルクにならないようにすることです。締めすぎるとネジ山が潰れたり、パネルが割れたりします。また、ウイング・ナットについては裏側なので慎重にやる必要があります。うっかりして落とし、どこかに入り込んでしまうと面倒です。

これで完成。ちゃんと全部点いてますね。肝心の切れてる状態を撮り忘れているのですが、タコ・メータの1000〜4000rpmあたりが暗くなってました。

補遺

 自動車のメータの照明って、球がいっぱいあってどれがどれやら判らんと言う話があったので、調べてみました。

 裏から見てるので、左側が回転計、右側が速度計になります。球のソケットは黒色ですが、わかりにくいので点灯色に応じたマークと番号を付けました(数字が読みにくくてすみません。また、内部照明灯については黄色としています)。
 速度計右側部分の白いカヴァ下にも3個隠れています(写真では推定位置をマークしています)。メータ照明灯2つともうひとつよくわからないのがあるのですが、カヴァが極小の六角ビスでネジ留めされていて、外すのが面倒(^^;なのでそれは見てません。 (後日、原淳一郎さんが分解に挑戦されたそうですが、伺ったところでは、この3つについてはすべてメータ球だったということです。)  また、サンプルはTRIなので、エンジン形式の異なるGTi、16V、Break等では異なる部分があるかもしれません。実際、*印を付けた球はTRIにはついていません。あと、写真一番左の上側のオレンジのものはディーゼル・ターボ車での過給圧警告灯と思われるもので、これも球は装着されていませんでした。
で、下の表はだいたいの列にわけて上から記入してありますのでご参考に。

46KB
1:過給圧警告灯(?)
2:水温警告灯(H)
3:前ブレーキ・パッド警告灯
4:排気温警告灯
5:右上照明灯
6:水温警告灯(L)
7:右下照明灯
8:ABS警告灯(*)
9:右ウインカ
10:回転計照明
11:モトロニック警告灯(*)
12:STOP警告灯
13:駐車ブレーキ警告灯
14:バッテリ充電警告灯
15:冷却水量警告灯
16:ポジション表示灯
17:ロー・ビーム表示灯
18:ハイ・ビーム表示灯
19:左ウインカ
20:速度計照明
21:ハイドロリック警告灯
22:油量計照明灯
23:左上照明灯
24:右下照明灯(?)
25:不明
26:油圧警告灯
27:燃料警告灯

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