CITROEN BX 20th Anniversary (2)


 さあ、いよいよ本番当日です。案の定うちの息子殿は夜更かしが祟って早起きできず、nal氏+「む」氏と一緒に食事を摂ることはできませんでした。まあ、そのせいでゆっくり食べられて本人には良かったようですが・・・(笑)
 結局前泊していながら部屋を出たのは10時頃になってしまいました。つま恋は巨大な施設で55万坪(TDLの3倍!)もあるので、歩いては移動できません。前日タクシーでゲートに着いたときも、たまたま通りがかった顔見知りのnal氏を捕まえなかったら、ホテルの場所さえにわかには判らなかったでしょう。で、朝はどうしたかといえば、園内をグルグル回っている無料バスがあったので、それに乗って会場である北ゲートの駐車場まで行きました。

会場では既に受付が始まっており、20台余が集まっていました。掛川では朝から好天気だったのに、東京と大阪ではいずれも大雨だったらしく、思ったより出足は悪かったようです。
 こういうミーティングの段取りをしたことのある立場から言わせていただくと、当日キャンセルはかなり往生します。特に今回のように昼食の用意をしている場合は結果として主催者がかぶることになってしまいます。予約したのならきちんと出場すべきだし、天気次第で欠席する場合は予約すべきではないでしょう。また、やむを得ない理由で欠席する場合は主催者に電話等で連絡して会費だけはきちんと払うようにするのが当然だと思います。
 いきなり苦言を呈してしまいましたが、写真は受付の労を取っておられたnal氏(逆光ですいません)。
11時頃には続々と参加者が集まってきました。これは大阪からご来場の山下「(ま)」氏。地味な色なのに派手な19TRIのGTi仕様で登場です。美人の奥さんと息子さんの「ケント」君(漢字知らない・・・(^^;)を連れてお出ででした。
テントの柱が見苦しくてすいません。
朝は眠くてちょっとグズグズ言ってた息子も、車が増えてくると共に気分が盛り上がってきたらしく、写真を撮れとまで言うようになりました。
息子が真っ先に見に行ったのは奈良のよしかわ氏のH-Trac。大きいしトミカのミニカーを持っていることもあるためか、一番のお気に入りでした。この車、全開で80km/hくらいしかでないと言うことですが、騒音も乗用車とは比べものにならないだろうに、よく静岡まで来られたものです。
 観察してみると、ヘッド・ランプやウインカ・レヴァ等は2CVと同じ部品らしく、共用化が図られていることが判りました。タイアの手前にある白いものは車内のエンジン・カヴァです。
自分からよしかわさんに「シトロエンのトラック乗ってもイイですか?」と頼んで乗せてもらった運転席。この車はご存じのとおりディーゼル・エンジンを縦置きにして前輪を駆動しているのですが、そのせいもあり座席は結構高い位置にあります。後方はドライヴ・シャフトもないため、まさにがらんどうの「部屋」になっています。空車だとどんな重量配分になっているのでしょう?
運転席内部の様子。シートも2CVとよく似た構造です。床のパネルは整備のために簡単に取り外しができ、外すと地面が丸見えです。遮音性は推して知るべしなので、よしかわさんにはホントにパワーがいる旅だったと思います。それでもここまでにトレーラ等3台を抜いたと言っておられました。無論、抜かれた台数は判らんでしょうな(^^;
 エンジンはキーをオフにしても止まらず、どうやって止めるのかと思いましたが、メータ右上にあるデコンプ・レヴァを引いて止めるようになっていました。
荷室に入り込んでひとしきり工具箱を荒らしていた息子ですが、よしかわ氏がブレーキが片効きしてるようだと言って点検を始めると、張り切ってそれを手伝って邪魔していました。ジャッキは2CVと同じく車体に開いた穴に棒を差し込むタイプです。スペア・タイアとジャッキは後タイアの前に設けられたスペースに収められています。
 また、特徴のある波板ボディがよくわかります。トミカと異なり天井も波板になっていました。この形状でパネル剛性をとっているのですが、本当にこれだけでドンガラをこしらえているのは大したものです。
2CV Dolly。我が国ではCharlestonが多く、Dollyはあまり見かけませんね。この車は珍しいFRP製のハード・トップを付けていました。半分はスライドするし、通常はすぐ破れる幌よりイイかもです(笑)。また、このフル・ホイール・キャップもかわいいですね。GS用かしら?
Ami8とGSA。クリフ・カットでちょっと奇抜なAmi6とは異なり、実用的なワゴン・ボディとなっています。GSAも下に掲げているGSと比べると大幅にモダナイズされていることが判りますね。
Ami8の運転席。プッシュ・プル式のシフト・レヴァでも判るように、2CVと同じ構造ながら、随分雰囲気は異なっており、まるでミニDSのようです。
素晴らしいコンディションに保たれたGS。とても30年も前の車とは思えません。

次はSMとDSのご紹介です。


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