CITROEN BX 20th Anniversary (3)


 今回のBX20は、DSとSMのミーティング、DSMと併せて催されました。DSMはこれで4回目を数えるイヴェントで、どちらも歴代シトロエンの中で白眉と称されるモデルですから、見応えのあるものとなっていました。

勢揃いしたSMたち。SM Club du Japonがあるようですが、シトロエンを知らなければ勘違いしそうですな(^^;;
 冗談はさておき、これだけのSMを見られるというのはすごいことです。
淡いメタリック・グリーンという、きれいな色に塗られたSM。昔あったトミカのモデルでしょうか?
フレンチ・ブルーの車はUS仕様の丸4灯ヘッド・ランプでした。ライト・カヴァもないですが、USでは当時規格品のランプしか認められていなかったからだと聞いたことがあります。
 こちらの車は上の車にはないサイド・モールが装備されています。また、これと上はフェンダにサイド・マーカが付いていますが、下の銀色ではどうも付いていないようです。とすると、緑はUS仕様を6灯にコンヴァートしたものでしょうか?
シトロエンが当時提携していた、マセラティからメラクのものを譲り受けたV6エンジン。長いノーズの割にはコンパクトに収まり、フロント・ミドシップになっています。サスペンション・スフィアも見えますね。
 あと特徴的な6灯ランプが見えます。真ん中のドライヴィング・ランプがステアリングと連動して左右に首を振る上、サスペンションからの油圧が全部のランプを固定しているケースを上下に動かし、ボディ変位にかかわらず一定の高さで照らすという非常に凝った設計になっています。
ブラウン・メタリックのSMの運転席。開けた窓にもクロームの縁取りが付いていることに注意。また、クロームといえば、凝った造りのシフト・レヴァ周りもかっこいいですね。
今度はDSです。個人的には、この4灯式で黒という色がDSでとどめをさすものと思ってます。このランプも内側のドライヴィングはSM同様(こっちの方が先ですが)ステアリング連動です。
 映画「ジャッカルの日」冒頭でド・ゴール大統領らを乗せたDSの列が粛々と走るシーンは忘れられません。
濃いブラウンのDS23。知らない方のために書いておくと、ルーフ後端の丸い部分がウインカーで、バンパ両端というか、サイド・モール後端はリフレクタです。
白いDS2台。左の方は珍しいDécapotableです。登場された時は幌をかけておられたのですが、その状態での写真は取り忘れていました。
アヴェックが間に入っちゃってますが、ベルリーヌとデカポタブルの後ろ姿比較。後席を狭くしてトランクが前に伸ばされ、2ドアになっています。屋根がないので、ウインカーもトランク上部に移されています。三角形に見えているのがそれです。また、軽快感を出すためか、リア・ホイールも通常より露出したところまで見えるようになっています。それでも普通の車よりはだいぶ隠れていますが。
DSデカポタブルの運転席。分厚いソファのようなシートに華奢なステアリング。ラジオが助手席前に付いてるのは、運転手よりお客さんを大事にするってことでしょうか。後席は前の半分くらいのスペースしかありませんが、何とか4人乗れる程度の広さでした。何とも贅沢な車です。

次はCX, XM, Xantia, C5の登場です。


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