"1st kiss" '97年7月27日に、鳥取県三朝町で、西日本では初めてという噂のフランス車イヴェント、MiSaSa
FRENCH kiss(以下、「MFK」といいます)が開かれました。
折悪しく、中国地方を直撃した台風9号のおかげで、イヴェント自体も縮小され、参加者の数も減ったようでしたが、それでも50余台の参加があり、盛況でした。その顛末をお伝えします。
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前夜に盛り上がった方々+西條%2CV@長浜氏、R5のおねえちゃんs、XM@岡山氏(名前伺うの忘れてた!見てたらmailください)らで約50km離れた三朝へ向かう。ZXは杉原氏のクルマ。 |
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これは、杉原氏がシトロエンに特注して作った雪上車。その証拠に2CVによく似たFグリルとへへマーク、Citroenの文字が向かって右側ランプの上に付いている。ゴム製のクローラで駆動するようだ。 サイズ及びデザインは日本の軽トラックに酷似しているが、Citroenと書いてあるからには相違あるまい。サスペンションを見たが、ハイドロニューマティックではなかった。関係ないが、自衛隊の74式戦車はハイドロニューマティックらしい。 |
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赤いH TRACは受付。今回の参加費は1台千円(人数関係なし)。きっと杉原氏はすごい持ち出しだろう。 Tシャツ、ステッカーその他のおみやげももらえた。 真ん中のオレンジ・シャツは西宮の松本氏。氏の2CV(黄色いホイール)はCCCの時より武装が強化され、サイド・マフラ等が付いていた。登り坂以外は、NSXにでも負けないらしい。 |
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たくさんのお友達に囲まれて御満悦となっているうちのBX(中央の紺色)の図。 左に見える黒いBXは何と19TRD Turbo Diesel。5速マニュアルミッション仕様である。ディーゼル・エンジンにはスロットルが無く、軽油の噴射量で出力を制御するのでタービンの回転数がアクセルの開度の影響を受けない。従って、相性がいいうえ、燃費への悪影響も少ない。いいことづくめである。 物の本によると、このエンジンの最高出力は90HP/4300rpmだそうだ。最高トルクは不明だが、TRIよりはだいぶ高いだろう。通常走行ではDieselの方が速いかもしれない。その昔うちにあった、カペラPWSは、実際DOHC並の速さであった。 |
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これがTRDのエンジン。シリンダ・ヘッドの上にインタークーラが付いている。ガソリン車でハイ・プレッシャ・ポンプが付く位置には燃料分配ポンプが付いている(次の写真)。 |
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左がその燃料分配ポンプ。当たり前だが、エンジン・ブロックは少なからず異なるようであった。しかし、白いのでアルミ製であろうか?ディーゼルは圧縮比が20以上になるので強度的には難しいはずだが。 点火プラグに見えるのは燃料のインジェクタであろう。 |
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で、ハイ・プレッシャ・ポンプはどこに行ったかというと、エンジンの反対側にあって、カムシャフトからベルトを介して駆動されている(矢印)。 |
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また、インタークーラには、わざわざボンネット(樹脂製)の裏にダクトが設けてあって冷えた空気を供給している。空力的にはボンネットに穴を開けた方が効率も良いはずだが、デザインを優先させているのだろう。 外観上はディーゼルと判るところはバッジだけである。 |
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うちのBXと、CMLメンバーである、岡山の「つるさん」こと三宅充氏のBX19TRS。あずき色はあまり見ないが、いい色である。内装はベージュ。氏によると、前に乗っていたGSを事故で失った後、そこら辺に放ってあったものを、タダ同然で買い、数十万を費やして現状まで持ってきたとのこと。 |
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一緒に行った、倉敷から参加のCMLメンバー、「みやしん」こと三宅真也氏の2CVチャールストン。シート張り替え済みで極上の1台である。 左のXMはチタニウム・グレイの色が美しかった。 |